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最近のおさかな関連ニュースをナナメ読みしてみました

2006年10月13日 01:43

★お魚に関連する話題が、よくニュースになっています。この間のニュースで、すごいことやってるなあと思ったのは、これです。 
「愛知県瀬戸市のすし店が始めた回転ずしの出張サービスが人気を呼んでいる。組み立て式の特製コンベヤーを持ち込み、ネタの載った皿を流す。ひと味違う雰囲気が好評で、あちこちのイベントに引っ張りだこだ。
職人が手早く握ったマグロやエビ、納豆など20種類のすしがコンベヤーを回る。次々と皿に手が伸び、職人の握るのが追いつかないほどだ。」
(asahi.com 10月3日記事より抜粋)
昔は、「回転寿司なんて、本物の寿司じゃない」と思われていました。記憶に寄れば、回転寿司が始まったのは私が30才ぐらいの時なので、あの業態が世間に出て30年近くたっているのですね。その間に、この業態が「大衆的な寿司屋」のメインになってしまいました。
魚食の健康ブームと結びついて、お寿司自体の需要を拡げたという意味では、画期的な寿司の提供形態だったと思います。そういう意味では、このビジネスモデルを開発した人は、先見の明があったのでしょう。同時に、この形の寿司屋さんで売れる寿司ネタを開発した人達のことも忘れるわけにはいきません。拍手を送りたいですよ。
★気になるニュースとしては、これがありますね。
「世界で魚の消費が拡大している。欧米では、牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザによる食肉不安から魚介類に目が向いて需要が広がり、経済発展の著しい中国も消費を伸ばす。あおりを受けるのが水産物の輸入大国・日本。高値をつける欧米やアジア勢に買い負けることも珍しくなく、日本の輸入量は減り、国内価格は上昇している。」 (asahi.com 10月8日記事より抜粋)
数年前に中国に行きました。大連とその周辺地区の水産加工場を視察しましたのですが、大連の発展の状態や近郊の人々の状況を見て、数年後には消費力・購買力、それに生産力も大きく伸びるだろうなと思いましたが、まさにそのとおりになってます。
日本は、いろんな意味で中国に負けるのではないかと思います。
したがって、魚の買付で中国に負けるのは序の口。これから、それ以外でも負けるのがいろいろ出てきますよ。だからと言って卑屈になる必要はない。
国際社会というのは、協力し合って成り立つわけですから、日本は日本の独自性を守っていくことが大事です。魚が高くなれば、鶏だってあるんです。食べ過ぎのカロリー過剰で太っている人が多いのだから、もっと野菜をたくさん食べるようにしてもいいのだし、まあ、食べることはバランスで考えていけばいいと思います。
★魚からはちょっとはずれますが、こんなニュースもありましたね。
「ローソンは高齢者に対応した新型のコンビニエンスストアを大幅に増やす。野菜や果物の品ぞろえや休憩スペースの設置などが特徴で、3年以内に現在のローソン8300店の3―4割を高齢者対応型に改装する。」(nikkei.net 9月30日記事より抜粋)
だいぶまえに、市場で仲買の社長と、将来はこういうようなコンビニができるという話をしていました。問題は、ここで「地域のネットワーク」が成り立つかどうかだと思います。高齢者は、比較的良い物を食べようとしますが、食べる量が少ないですので、必然的にパック単価が下がります。そういう点で言えば、生産性がどうなるかが問題ですね。店員は、半ボランティア的に、地域のじいちゃんばあちゃんにやってもらったらどうでしょうか。営業時間も、じいちゃんばあちゃんの生活スタイルに合わせることとして、入店・買い物も60才以上限定とか。基本は会員制にして、入るときに会員証をチェックする。会員にはその場ですぐになれる。そこまで徹底した方がいいのかもしれませんよ。とにかく、こういうお店は「地域の高齢者の社交場」にする事が大事です。成功してほしいと思います。
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