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日本社会の二重構造の深化に対応する商品作り戦略が必要になっています

2006年01月12日 06:19

正月あけそうそう、鰻担当のバイヤーさんに会ったので、「今年は安くなりそ
うやなー」と話を振ったら、バイヤーさんは「えー、(仕入れ先は)そんなこと
言ってませんよ。12月の話では、まだ値上がりする言ってますよ」ということ
でした。
11月と12月に続き、年明けもはシラスが大獲れ。すでに、13トン以上のシラスが池入れされたという情報です。年末年始の大雪で、ちょっとは厳しいかもしれないと思っていたのですが、あまり影響はないようですね。この状況では、今年はシラス豊漁年と見て良いと思いますし、今年の夏は国産鰻は豊富に出回りそうです。
問題は中国物ですが、薬の問題が本当に解決するのかどうか???
これについては、中国は本気で対応してくると、私は思っています。したがって、遅かれ早かれ、中国からの輸入加工品は潤沢に出まわるでしょう。
そうなると、今年の夏は輸入・国産とも鰻は豊富。消費者としては、美味しい鰻が安く食べられる良い年になるような気がします。嬉しいですねえ。
まあ、これはあくまで「楽観論」に過ぎないので、中国鰻の薬の問題が解決しなければ、高値の花状態が続く可能性がありますし、バイヤーさんとしては、判断が難しいところだと思います。

鰻については、なんとか良い方向になっているのですが、魚全体=日本の水産界についてはどうなのでしょうか。魚価の低迷や燃油の問題は先月号に書きましたが、すぐに解決するものではありません。いっぽう、お魚を食べる側の状況はどうなのかということですが、これも厳しいです。
インターネットに接続できるかたは、下記URLを見て下さい。
 http://www.doblog.com/weblog/myblog/18917/2213373#2213373
ここに書いてあることを簡単に言えば、すべての労働者のうちの半分ぐらいが「正社員」で、あとの半分は身分が不安定な雇用形態であること。正社員とそれ以外の雇用形態の労働者では、大きな所得格差があることです。ここでは若年層だけが出ていますが、高年齢層でも、企業倒産での失業やリストラなどの影響で、非正規労働者は増えていますから、日本社会全体として、そういう二重構造になっていると理解するのが正しいでしょう。つまり、以前より貧富の差が激しくなってきているのです。

私は、年数回、東京に行きます。いつも渋谷駅の近くで会議があるので、会議の前後に渋谷駅近辺を見まわりますが、あのあたりでも、働く人達の「所得格差」が反映しているのがわかります。
具体的に言えば、このようなことです。駅周辺では、栄養バランスとか美味しさとかを気にしなければ、500円も出せば、そこそこお腹がいっぱいになる食事ができます。いっぽう、駅の地下にあるデパートの食品売場には、一桁違う価格がついた美味しそうな料理がいっぱい売られています。綺麗な服を着て、綺麗にお化粧した奥様方が、こうした料理を買っておられますね。500円以下で一食分を賄う人達と、一品のオカズで500円以上を使う人達が同じ地域で共存しているのです。
(もちろん、私などは、デパ地下の食料品は高くて買えません。駅周辺の吉野家とか王将とか、その水準のお店でご飯を食べています。)
こうした日本社会の二重構造は、決して許容されるべきものだとは、私は思っていませんが、現実がそうである以上、供給する側としては、二重構造に対応する形での供給戦略・価格戦略をとる必要があることは明らかです。
大事なことは、「どの層に売っていくのか、どの層に食べてもらうのか」、それをはっきりさせた魚作り(商品作り)をすることです。中途半端なコンセプトでは売れないし、もちろん、コンセプトのないものは全くダメだと言うことを認識するべきですね。

最後に、ちょこっと料理の話を書きましょう。
先日、市場で鹿児島産の養殖ぶりを1本買ってきました。サイズは5kg強で、4000円ちょっと。安かったです。こいつをさばいていろんな料理にしたのですが、今回は内臓も煮付けて食べてみました。
ブリ内臓

ブリの胃の煮付け、コリコリして美味しかったです。
 http://f26.aaa.livedoor.jp/~tingyo/burinaizou/burinaizou.html
鰻は、頭から骨まで食べられていますが、ブリは捨てる部分がありますね。捨てる部分を食べられるように工夫し、商品化していくことは、お金にするという意味と同時に、ゴミを減らすという効果もありますから、これからの重要課題だと思っています。関係者・研究者の方の奮闘を期待したいと思います。
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