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2005年の水産界を振り返り、考えたこと

2005年12月13日 10:03

今日は、京都丹後地方に大雪警報が出ています。本格的な冬になってきました。
これはいいことですよね。冬は冬らしく寒くないと冬の魚が取れないし、冬の料理である鍋物やしゃぶしゃぶを食べる機会も少なくなってしまうのですから。
先日、インターネット上で私が主宰しているグループで、富山県の氷見に行ってきました。氷見と言えば「寒ブリ」で全国的に有名になっているため、会員さんの関心が高く、金曜~土曜のスケジュールにもかかわらず、20人以上の方が参加されました。
寒ブリ

寒ブリをはじめとした近海物の魚を賞味し、灘浦の定置網と氷見魚市場を見学しました。参加されたなかに現役の漁師さんがおられたのですが、氷見の浜のにぎわいや、浜で働いている人の若さや、ブリを中心とした全体的な相場の高さに驚いておられました。
どこの浜でも、漁獲量の減少にも関わらず相場が低迷している問題、漁業に従事する人達の高齢化の問題、さらに今年の場合は燃油高騰の問題で、経営困難や減船・廃業に追い込まれている現状があるなかで、氷見浜の繁盛には学ぶべきものがたくさんあると思いました。詳細は、後記のURLをご覧下さい。
 http://www.fishml.com/himioff_top.html
さて、本題に入ります。私は、養殖関係の雑誌を2冊読んでいます。どちらもテーマが養殖ですから似たような内容ではあるのですが、敢えて特徴と言えば老舗のほうは養殖業者よりで専門性が高く、後発のほうは小売業界や消費者の情報が豊富で、私にとっては後発誌のほうが読みやすく身近に感じられます。
今年、これらの雑誌で「魚価」に関わる問題が何度か取り上げられました。ブリ・サケ・アユ・マダイ・カンパチ・フグなど、軒並みに価格が低迷しています。
中国などからの輸入の増大や、国内養殖生産量の過剰、デフレの影響など、いろんな要素があると思われますが、決して一つだけの原因ではなく、複合的な要素で価格が低迷していると思われるため、有効な対策がとれないのが現状でしょう。
ある雑誌の「今年を振り返って」と言う特集で、下記のような記事がありました。
養殖業者団体のトップが、価格対策として「生産量の調整」、つまり過剰な供給をしないことをあげておられるのですが、いっぽうでは種苗関係のトップは「供給量の制限をしても相場は上がらず、空いた穴に輸入物が入ってきて、結果的に国産養殖魚のシェア低下が起こる」と主張されています。
私には、どちらの主張が正しいのかわかりませんし、また、そのことだけで、事態が解決するのかどうかもわかりませんので、なんとも言えません。
ただし、お二人のどちらもが「生産者は生産しているだけでなく、消費者に目を向ける」ことを指摘されていますが、これは正しいと思います。(良い魚を作るのが前提です)
そうした視点をもち、「自分が作った魚を、自信を持って、自分で値段をつけて売る」ということができるかどうか(そういうシステムを作れるかどうか=個人で、もしくは団体で)、そのあたりが一つの解決の道ではないかと思います。
先に書きました氷見浜の繁盛は、「自分が作った魚=自分が獲ってきた魚を、自信を持って、自分で値段をつけて売る」ということができているということだと思っています。
氷見魚市場

養殖と天然とは違いますが、価格形成のメカニズムはそう変わらないと思いますし、氷見浜が繁盛するようになった経過・歴史を、養殖業者団体も研究してみても良いのではないかなーと思ったりしています。
最近のインターネット上での各地からの情報によれば、価格の低迷や燃油高騰、漁業者の高齢化などで、秋刀魚漁船の減少、遠洋鰹漁船の減少、近海底引き漁船の減少など、悲観的なことがたくさん報告されています。
漁業は国民の食糧を確保する大事な産業であり、その生産物は国民の重要な栄養源ですから、漁業者の経営が安定して持続できるよう、有効な対策が取られるべきだと、私は思っています。
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