ホーム

スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告

土用の丑・前哨戦

2001年07月10日 13:29

最初にお断りしておきます。
先月号に、「Fish On Line(FOL)というBtoBのサイトが、7月にオープンする。」と書きましたが、現時点ではまだオープンしていません。
なんでも、支払いのシステムのところがうまくいかないらしいです。
NET通販で一番難しいのが「支払い=代金回収」の問題です。
早く、解決すればいいのですが。

暑い夏ですねえ。
これを書いているのは7月10日、まだ梅雨は明けていないのですが、毎日30度を越える猛暑です。
これは、鰻業界にとっては願っても無いこと、とにかく、鰻は暑くなくては売れないのですから。

今年の土用の丑は、7月25日。
8月号に、今年の「土用の丑の結果について」を載せたかったのですが、制作上の日程の関係でどうしても無理とわかり、9月号に載せることにしました。
そうなると、問題なのは8月号の内容。
さんざん悩んだ末、やはり鰻ははずせないと思い、鰻をテーマになにを書くのか、この2週間ほど試行錯誤していました。
とにかく、巷の鰻販売がどのような状況になっているのか、まずその点の把握からと思い、お店を見てまわりました。
ある信頼できる情報筋の出してきた予想が、国産蒲焼 680円 中国産蒲焼 380円というラインでした。
私も、この予想は納得できるので、自分のサイト(うなぎ情報館)に書いていますが、実際はどんなのが売られているのだろうか、興味深々だったのです。

見てまわった日は、気温が37度近くまで上昇した日で、まさに「鰻日和」。
各スーパーは積極的な鰻販売をしてるだろうなと思って、最初にいったところが再建中の大手量販店。
中国産無頭ジャンボ(10kg40尾サイズ) 1尾 580円、2尾 980円が中心でした。
国産鰻は、鹿児島産(10kg80尾~90尾?) 1尾 680円 加工場がどこかははっきりしませんが、明らかに焼きが甘かった、一見して「高い」と思いました。
活鰻蒲焼(4.5p?)1尾 780円が、申し訳程度に陳列してありました。 

二番目に行ったところが、ローカルチェーンのM。
ここは、昨年夏頃からオリジナル品の「中国産健康うなぎ」というのを販売しているところで、それなりのコンセプトを明確にしていました。
バイヤーが中国に行って、養殖池で池のオーナーと一緒に写真を取ったのを、大きくチラシに掲載していたのです。
中国産が苦しかった昨年の丑商戦の中でも、「中国産健康うなぎ」を売っていたという「骨のある」ところでした。
ところが、この日の売り場というと、中国産のジャンボサイズのカット1枚130円をバラウリ、中国産フランス種の100尾サイズくらいのを1尾250円売り。
これらの低価格品を下段で大量陳列していたのです。
看板である「中国産健康うなぎ」は、中段で1フェースだけの品揃え。
国産の鰻は、やはり申し訳程度の品揃えでした。

3番目に行ったところは生協のお店。
国産蒲焼(鹿児島産)中心で、50尾サイズを780円の設定。
中国産もおいてありますが、基本的に活鰻蒲焼と冷凍国産蒲焼中心の品揃えで、コンセプトはしっかりしています。
価格的には、あきらかに他の量販店より高いのですが、美味しい鰻を売るという姿勢が貫かれています。
スーパーの形態を取るお店の中では、こういう性格を持ったお店は全く「少数派」なのですが、毎年、よく売っています。
今年の場合、昨年よりも消費者の低価格志向が強いですから、どういう動きになるか非常に興味深いところです。

4件目は、昨年、この業界でIYさんを抜いて、売上高日本一になった量販店です。
ここで、「中国産炭焼き鰻」を見つけました。
私は、「中国産炭焼き鰻」を食べたことがなかったので、買いました。
「中国産炭焼き鰻」の炭焼き工程は、ほんの一部だけだということを聞いていましたし、あまり期待もしていなかったのですが、食べるのも勉強のうちですから買ってみました。
味は、活鰻の炭焼きとは全く違いました。
まあ、こんなもんかという程度でした。期待してなかったので、がっくりともしませんでしたよ。
このお店の主力商品は、中国産1尾 580円、2尾 980円が中心。
国産(鹿児島)1尾 780円も売り場を広く取ってました。
活鰻蒲焼は880円(4.5p?)であくまで品揃えのひとつという程度。
「Jオリジナルこだわりウナギ」 1尾690円というのもあったのですが、産地表示がなく、なにものかわかりませんでした。
うなぎ全体の品揃え構成の中の位置付けも、も一つよくわからない商品でした。
東洋水産製の「うな丼」があったので、買ってみました。
レンジ2分で食べられるレトルト商品です。
子供が食べたのをちょっともらいましたが・・・・398円なら納得という、それなりの味でした。

この時点で見た範囲では、中国産の500円前後の商品が中心になりそうですね。
国産は、どうなのでしょう。
680円というラインで売られるのか、今のところ、一店だけありましたが、あまりにも貧弱な鰻なので、あれでは売れないでしょう。

どうも、情報筋を中心とした予測より高い販売価格となりそうですが、これで売れるのでしょうか。
末端の状況は、あきらかに昨年より購買力が落ちています。
そういう中での、中国産のこの価格、果たして消費者に支持されるのかどうか、かなりの不安があると言わざるを得ません。

美味しい鰻を売るというコンセプトが後退しています。
昨年の経験でも、「普段は安い中国鰻を食べるが、土用の丑は国産の美味しい活鰻を食べる」「自分の店で安い鰻を売っているが、土用の丑の日にはうなぎ料理屋さんに美味しい鰻を食べに行く」というような人がおられました。
土用の丑はイベント=お祭りです。
この日だけは、少々高くても美味しい鰻を食べましょうと自信を持って消費者に訴えることができるお店が、もっと出てきてほしいですね。
まわったお店で、国産鰻を主力にしたお店は生協のみ。
準主力に設定しているお店もありますが、もっと「美味しい国産鰻」を前面に出して、消費者におすすめしていただきたいものだと思いました。
 2001年7月10日記
スポンサーサイト

雑誌「養殖」 コメント: 0 トラックバック: 0

< 前の記事 ホーム 次の記事 >

コメントを書く






    



管理者にだけ公開させる

ホーム

プロフィール

瀬田川暇人

  • Author:瀬田川暇人
  • おさかな、たくさん食べて下さいね

月別アーカイブ

訪問履歴

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。