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養殖魚のトレーサビリティ -末端にはどうして知らせるの?-

2004年11月11日 10:43

京都では、11月に入って朝夕は少し寒さも感じますが、天気の良い日の昼間は、まだTシャツ一枚でも過ごせるようなあたたかさが続いています。
この状態では、鍋物を食べる機会が減りそうな感じがします。
いっぽう、台風や地震などで、お野菜の産地が大きな被害を受け、鍋物に必須の大根・白菜・菊菜などの生産量が激減し、超高値になっています。
被害を受けられた方が大変なのはもちろんです(心からお見舞いを申し上げます)が、消費者も右往左往しているといった状態です。
阪神大震災後に起こったような「消費の自粛」による経済の停滞がおこらないことを祈りたいと思っています。

さて、今月のテーマはブリです。
ご存じのように、ブリはマダイと並んで、養殖魚を代表する魚です。
以前から「薬漬け養殖」などとよく言われますが、ブリ(ハマチ)はそうしたとらえ方をされる代表的な養殖魚です。
こうした評判を打ち破り、魚類養殖の本当の姿を消費地に知らせようと、産地の方は苦労してこられました。
「養殖魚のトレーサビリティ」は、消費者に産地の魚の生育歴をしらせる方法として、この間、順調に拡がりを見せています。
先日、京都市場でブリフィレを買ってきました。
写真をご覧いただくとわかりますが、番号を打った小さなシールが貼ってあります。ぶりフィレ

このブリを生産した会社のホームページの中のトレーサビリティのページに、この番号を打ち込むことにより、「生産者名」「出荷日」「生育環境」「餌」「薬品」などを見ることができるのです。
トレースラベル

下記の会社などで、このようなシステムを公開されています。 
●ルミジャパン http://www.rumijapan.co.jp/
●有限会社 中平海産 http://www.pasys.co.jp/nakahira/

ブリフィレの場合、このようにして生育履歴などを見ることができますが、小売業者さんが切り身に加工してお店に並べたとして、それを買った消費者はどうすればいいのでしょうか。
消費者にとって、養殖魚がどんな餌を食べて育っているのか、病気になったときどんな薬が使われているのだろうか、この2点が最大関心事な
のです。
これを正確にお知らせできれば、安心の度合いが大きく上昇します。
このことの対応として、みやぎ生協ではパックに印字された日付から、「生育履歴」や「餌」などを検索できるようにしておられます。
●みやぎ生協 http://www.miyagi.coop/traceability/buri/default.asp

新しい技術として、ICタグの利用が考えられていますが、ハードウェアの更新などが必要となります。
コストアップが商品価格に反映することも考えられるため、なかなか実用化されるところまでいかないようです。
ICタグにはいろいろな種類があり、ラベルタイプのもあるようですし、コスト問題がクリアされれば、急速に普及する可能性もあると思われます。 
● http://www.lintec.co.jp/e-dept/britem/system/ictag_system.html

現状では、トレーサビリティは、いろんな問題をはらみながら、「とりあえず消費者に安全性を訴える」ツールとして使われているように思います。
消費者側から見た場合、決して、そのこと自体は否定するものではなく、さらに広がることを期待したいのですが、中には本来的な目的とは違うような利用のしかたも見受けられるように思います。
今後のところで、消費者・流通・産地の共同で、利用と検証をすすめなければいけない課題ではないでしょうか。
 2004年11月11日
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