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「現時点での水産をめぐる状況と、アユの売り場での扱われかたについて」

2003年06月11日 20:47

去年の今頃は、巷はワールドカップで沸いていました。
日本チームが活躍していたこともあり、ワールドカップで景気が回復するかのようなノーテンキな論調も見られていました。
残念ながらワールドカップの熱狂も一時的なものとして過ぎ去り、今年の水産界はますます難しい状況になってきています。
フグのホルマリン問題は一段落というところですが、「はい、これで終わりです」にならないですから厳しい。
この問題から養殖魚一般への疑惑にまで広がりつつありますから、今後の対処をきちんとやらなければ、致命的なことになりかねないと思います。
中国鰻の認証制度も、今年に限って言えば、結果的には失敗でした。
私の経験で言えば、中国は素晴らしいところですし、今後の大きな発展も見込めるところなのですが、まだまだ「民力」の低い部分があります。
ですから、日本人が現地に張り付き、直接指導をすれば、日本で作る製品よりいい製品ができる可能性があるのですが、それをしない場合には、残念ながら問題発生の確率が高いのです。
中国鰻の認証制度の失敗は、このあたりの認識の弱さがあったような気がしています。
先日、厚生労働省が「妊婦に対して胎児を水銀の影響から守るために、メカジキ・キンメダイ・サメ・ツチクジラ・コビレゴンドウ等の大型魚の摂取を控えるよう」に勧告を出しましたね。
これも、対象は「妊婦」さんだけで、実際にたくさん食べるような魚ではないのに、テレビ等で大々的に報道され、結果的に「水産物の安全性に対しての疑惑を助長」する役目を果たすことになってしまいました。残念なことです。

個人的な話で恐縮ですが、私はこういう報道を見ると、釈然としないことが多いのです。
いつも、水産物といえばおおごとになるんです。
条件的には、農産物も畜産物も同じだと思うのですが、「お魚に・・・・・が含まれている」というのだけが強調される。
こういう風潮、マスコミの報道姿勢はあらためていただきたいといつも思っています。
なお、フグのホルマリン問題については、私のサイトでアンケートを取っております。
6月14日締め切りですので、養殖新聞の読者のみなさんへの呼びかけができなかったのが残念ですが、16日頃にアンケート結果をまとめて、私のサイトにアップしますので、見ていただければ幸いです。
 http://www.fishml.com/fuguanke/fugutop.htm

さて、本題のアユのお話です。
養殖アユの生産量は、平成10年をピークに、低下し続けているようです。
日本養殖新聞6月5日号では、小見出しで「不況による”売れない”が最大因」と書かれています。
確かに、それは大きな要因だと思いますが、魚の消費量自体が、アユの生産減の比率と同じように落ちているかと言えば、そうでは無いでしょう。(アユの場合、食べる部分と遊漁の部分があるので、単純には評価できないのですが・・)
また、本文の中では「レジャーフィッシングも(中略)・・消費拡大が改めて求められる状況」と指摘されています。
現今の経済情勢から言えば、鮎釣り人工が増える見込みは無いと思います。
そうなると、食べてもらうことを第一に考える必要が有ります。
しかし、量販店の売り場では、アユの位置がだんだん落ちてきているのが現実ではないでしょうか。
知り合いのスーパーの企画担当と話したのですが、アユが特売チラシに載る比率が落ちているそうです。
チラシに載る場合の売価は1尾100円以下。たくさん売れても売上高としては、あまり高くない。
マグロや鰻や鯛を特売チラシに載せたほうが、売り上げが上がるのです。アユにとって、ツライところですね。
アユと言えば「塩焼き」、ほとんどの人はそう答えます。
しかし、塩焼きだけでは、消費量は伸びません。
業界全体として、新しい食べ方の提案を協力に打ち出していく必要があるのではないでしょうか。
鮎のてんぷら


今回、紀州産の大きな鮎を3枚おろしにして、天ぷらで食べてみました。キスのようで、美味しかったですよ。
まだまだ、美味しい食べ方はいろいろあると思いますので、みんなで考えましょう。
 2003年6月11日
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