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「サンマについて」

2001年10月15日 21:48

sinsanma.jpg
みなさん、こんにちは。
今回から、毎月1回「お魚大好きおじさんの消費地だより」を掲載させていただきます。
まず、第1回のテーマはサンマですが、サンマと言えば養殖魚の餌にもなりますが、ここでは人間が食べるものとしてのサンマを取り上げてみます。
「そんなの養殖魚じゃないし、儂らにゃ関係ない。」と思われるかもしれませんが、まあ、読んで見てください。
サンマにしろ養殖魚にしろ、どちらも食べるためのものですから、おおいに関連してくるのですよね。
ご存じのように、今年のサンマの話題は、6月中旬に北方4島周辺海域での韓国・台湾・北朝鮮サンマ漁船の入漁を、ロシアが認めたことから始まりました。
結果的には、この3国での漁獲量はあまり多くなかったと言われており、どうも入漁した3国とも赤字操業に終わったようです。
日本船の漁では、7月8日の小型刺網船解禁でスタートしました。
7月の2週にはそこそこの水揚げがあり、しかも値段が昨年の3分の1くらいだということもあって、早々と「猛暑の中で売られる秋の魚=サンマ」という変な状況がスーパーの店頭にあらわれました。
今年の土用の丑は7月25日でしたが、土用の丑前に秋の魚であるサンマの新物が店頭に並ぶとは・・・・・これには、消費者も「口あんぐり」という感じで、あきれかえっているという状況でした。
いくらなんでも、これはやりすぎや・・・と、私も思いましたね。
「旬」とはなんぞや、「秋の刀の魚」と書くのに、なぜ、猛暑の夏に新サンマを売らなければいけないのか。
実際、この時期に新サンマを売っても、値段が高いこともあって少ししか売れないのです。
でも、よそのスーパーが品揃えすれば、うちも品揃えしないと負けてしまう、どこのスーパーでもそんなような脅迫観念のようなものに支配されていますから、ロスを覚悟で品揃えするのですね。
消費者の中にも、初物に値打ちを感じて高いお金を出して買われる奇特な方も少しはおられますから、なおかつ品揃えせざるをえないんです。
話が横にそれますが、私が企画担当をしていたときのことを書きます。
スーパーでは、月ごとの重点販売魚種というのを位置づけています。
例を挙げれば、5月サーモン、6月アユ、7月ウナギ、8月ウナギ・ユデダコ、9月サンマ、10月アキサケ、11月タイ、12月ブリ・・・・というような感じです。
どの月にどの魚を重点にするのかは、各スーパーによって違いますし、北と南でも微妙に違うでしょう。しかし、月ごとの重点販売魚種というのを位置づけ、よってたかってその魚種を売り込むと言うことは、どこのスーパーでもやってるはずです。
この流れに沿って特売を組んだり、売り場の設計をしたり、売り上げや利益計画を作ったりするわけですね。
したがって、7月にサンマがたくさん出てきて、8月の盆前にはセリ場に山とサンマが積んであるというような状況は、企画の流れや売り場作り計画と全く合わなくなってしまうのですね。
サンマをこの時期に「よってたかって売り込む」ことにはなりにくいのですよ。
実際は、今年の場合、8月が比較的涼しかった関係で、ウナギが落ち込んでサンマが売れたというところが、けっこうあったみたいですね。
まあ、幸運だったと言えばそのとおりなのですが。
(余談ですが、うちの場合、リストラで昨年より店の数が減っているにもかかわらず、8月度のウナギの売り上げは昨年比でプラスでしたよ。よく頑張ったと思います。)
7月にウナギがたくさん売れたのは予定通り、8月にはウナギが頭打ちでサンマが売れたのは、ちょっと予定と違うなあ・・・そんな感じがしています。
とにかく、今年のサンマは豊漁で、太っていて美味しいです。
こんなに美味いのは久しぶりやと思っています。
今年のサンマは、なんとなく「ずんぐりむっくり」で、太いですね。
こういうサンマが美味しいですし、3枚オロシにしやすいので、サカナやとしても嬉しいです。
小売価格は、だいたい1尾100円~150円ぐらいで、どこのスーパーでも売っています。
スーパーの売り場で目立つのは、加工したサンマです。
私が現役のころは、サンマと言えば塩焼きと決まっていたようなもので、それも「ハラがうまい」というのが当たり前だったのです。
ところが、今の若い人は、ハラが食べられない人が多いです。
ですから、頭取りハラ抜きのサンマが売れます。
忙しい主婦が多いですから、焼いたサンマも売れます。
じょじょに売れるようになってきたのが、サンマの刺身です。
実は、サンマの刺身は利益率が高いし、サカナやとしてはこれが売れればホクホクものです。
多少、手はかかりますが、利益率の高さには勝てないし、やめられませんね。
このところ、よく店周りをするのですが、どこのスーパーでもサンマの刺身をきちんと品揃えをしていましたし、価格でも、丸売りの2倍~2.5倍の値付けでした。
今どき、なかなか、これだけ儲かる魚はありませんので、サンマの刺身様々ですよ。
さて、そうなると、ほかの刺身商材がサンマに食われてしまうのですね。
刺身商材というと、マグロを除けば養殖魚が主体です。
つまり、サンマが豊漁で値段も安いと、養殖魚にも影響するというお話でした。
なかなか、うまくいかないものですねえ。
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