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マスコミの風潮に納得できないので、あえて中国産鰻を取り上げてみました

2007年06月17日 01:53

★私は、日常的に消費者の意見を聞くことができる場所にいます。
このところ、テレビ・新聞・WEBなどで、中国産の食品類から、日本では許可していない薬品や添加物が検出されたという報道が多く、消費者に多大な否定的影響を与えています。このことにより、野菜類、魚類、鶏肉類、鰻等の産地表示に「中国産」と書いてあるだけで、忌避反応をおこしてしまう消費者が増加しているのです。

★現在では、中国から輸入される食品類の量は、アメリカを抜いて1位であり、中国産の食品を抜きにして、日本人の食生活は成り立たないというのが実態です。
ですから、中国産の食品類は本当に危ないのか、他の国からの輸入食品は大丈夫なのか、ここらあたりを冷静に判断をしないと、国民が安心して食べるられるものが無くなってしまい、国全体としてパニックを起こしてしまいかねません。
それはちょっとまずいよということで、事実から出発してみようと、厚生労働省が発表しているデータを見てみました。
厚生労働省輸入食品監視業務ホームページにある、輸入食品等の食品衛生法違反事例(平成19年4月分)では、具体的な品目と国名・違反内容などが公表されていますので、簡単に、国名と違反数だけあげてみましょう。
 http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0704.html
中国31件、米国23件、ベトナム17件、インドネシア13件、ガーナ9件、チリ8件、台湾7件、オーストラリア5件などです。
これで見る限り、確かに中国は多いですが、輸入量がトップですから、多くてもおかしくはないですね。米国が輸入量2位ですから、ここでも2位を維持しています。米国を崇拝する人はけっこう多いようですけど、件数だけから見ると、米国産品もけっこう危ないのですよ。
まあ、こんな状態ですが、この実態をきちんと国民に知らせられているのかと言えば、残念ながらそうではないですね。いまのマスコミの報道をみていると、中国産の商品は「すべて危険物」であるというような書き方です。
インターネット上での個人サイトなどでは、責任を伴わないこともあって「中国毒野菜」とか「毒茶」とか、ひどい書き方をしています。こんなのに国民が影響されるとすれば大変なこと、ミスリードと言わざるを得ません。

★私は、一度だけですが中国に行き、日本人が指導している加工場をいくつか見ました。
スペースの関係で細かいことは書けませんがひとつだけ、、、、、、中国のあるシシャモの加工場では、マイナス18度の冷蔵庫の中で、若い中国人女工さんがシシャモの加工とパック詰めをしておられました。製品の品温管理という点では、非常に優れた方式なんですけど、中国ではやれても日本では絶対に無理ですね。日本人なら、そんなところで働く人はいません。先日、大分の加工やさんでその話をしたら、びっくりされてました。
まあ、これだけを見ても、中国での条件をうまく利用すれば、日本よりいい物が作れるということがあります。
しかしながら、これは、日本人がきちんと指導した場合であって、中国の人に任せた場合は、そううまくはいかないと言うことです。
それは、ひとことで言えば「民度」の違いなんですが、具体的には「衛生観念」「鮮度のとらえ方」「薬品についての考え方」等々、日本との違いが大きいのです。
これは、言ってみれば「歴史の発展段階」というものであって、数十年前の日本と欧米との関係では、逆の立場で同じ事が起こっていたのです。
いまこそ、このあたりを理性的に捉えることが大事だと思います。

★鰻の養殖や加工について言えば、輸入する側である日本人関係者がちょくちょく中国に行き、養殖場や加工場を見て回り、中国人関係者と食事をし、親交を深める。こういったことが大事だと思います。中国側としても、日本側の条件に合わなければ商売ができないわけですから、継続した関係を作ることが大事だという認識はあるはずです。
ということで、今回は「美味しい鰻をさがしてます」シリーズの特別編として、北陸・金沢の山下商店さんが中国から輸入された鰻を取り上げました。
 http://www.unaichi.com/
この鰻は、コープ北陸(北陸地方の生協)で取り扱われているもので、中国産原料ですが人気のある商品ということです。今回は、この鰻蒲焼を使って、「鰻ひつまぶしのおにぎり」「手作り鰻弁当」「鰻丼」を作りました。良く焼いてある鰻で、臭みなどは全くなく、美味しく食べさせていただきました。
 http://www.doblog.com/weblog/myblog/18917/2626052#2626052
6.jpg


 http://www.doblog.com/weblog/myblog/18917/2626062#2626062
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★山下商店さんのホームページに、このような指摘があります。
「うなぎの養殖産地には大きく分けて国産、中国産、台湾産があります。また国産の中でも三河、静岡、徳島、九州といったようにいろいろな産地があります。では、何処のうなぎが美味しいのでしょうか?
大変難しい問題です。うなぎの良し悪しを見分けるには産地だけでは判断がつかない部分がたくさんあります。養殖池の環境、水、与える餌、池から上げる時期などによっても微妙に変わってきます。また、先に書いたように焼き方でも断然違ってきます。」
これは、事実を事実として、冷静に捉えられている表現だと思います。盲目的な「国産信仰」が蔓延する中では、貴重な姿勢を保持しておられると考えています。
鰻についていろんな見方がありますが、客観的に「科学の眼」で見ることができる人が増えてくればいいですね。
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