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インターネット通販で買った鰻を食べ比べて見ました。

2004年05月31日 09:45

前回分の冒頭で、東京で売られている「季節はずれの新仔鰻」のことを書きましたが、これが関西にも出回っているのがわかりました。
私の友人が、あるところで買ったのが「新仔380円」という表示の小さめの蒲焼き。
「そんなあほな・・・まだ、新仔は、九州も三河も出てへんで」ということで、これが「怪しい鰻だ」という話になったわけです。

「日本養殖新聞」さんが、「中国産の鰻蒲焼をリパックして販売している」という報道をされたのは、2000年の9月5日号でした。
私はこれを見て、鰻業界として、そういった商品が出まわっていることを、はっきり認めたということで、画期的だと思いました。
それで、この問題を私が主催しているfishmlに投稿し、会員の皆さんの論議にかけ、出てきたご意見をまとめてホームページに掲載しました。
鰻の偽装表示問題が社会的に問題になった端緒は、これなのです。
 http://www.fishml.com/uonoryutu/ripakkuunagi.htm

それ以来、もう3年半もたっているわけで、その後、テレビ・新聞などで色々と報道されていますが、いまだに根を絶つことができていません。
それどころか、不景気が浸透する中で、末端小売業者の経営悪化が進み、会社をつぶしたくない、なんとか利益を出したい、という当たり前の願いにつけこむ形で、悪辣・巧妙な手段が使われるようになってきたと思います。
この状況について、私が問題に思うのは、行政がこうした消費者騙し、不正に対して、その根絶を目指して強力に取り組んできたかどうかということです。
私が、一消費者として見た感じでは、とても本気でやっているように思えません。
なぜなら、業界で、「あれはなーー、****や」と、苦々しく語られているにもかかわらず、実際、手つかずで、同じような偽装表示商品が繰り返し出回っているのが実態なのですからね。
問題の抜本的解決を図るためには、嘘つき食品から消費者を守るガードマンとしての役割を、行政・担当部署が「強力」に果たしていく事が必要でしょう。
その責任が問われていると思いますし、そうした自覚を持って取り組んで頂きたいです。

さて、本題の「インターネット通販で買った鰻の食べ比べ」ですが、まず、お断りしておくことがあります。これから書くことは、あくまで「私自身の味の好み、基準」で評価したものであって、それは全ての人にあてはまるものではありません。
私の好みは、関西風の焼き方でタレは甘口です。
良く焼いた鰻が好きで、焼きが浅く蒸しで火を通した鰻は嫌いです。
そうした基準で評価した結果だと言うことです。
また、各メーカーさんには義理はありませんし、便宜も受けておりま
せん(すべて、きちんとお金を払いました。)ことを明確にしておきます。
試食したのは、一色鰻漁協、駿河淡水、四万十うなぎ、忠平の4社の鰻蒲焼です。
通販鰻の比較

一色の鰻は、一番サイズが小さ目で良く焼けていました。
炭焼きとは味が違いますが、まあまあ美味しかったと思います。
駿河の鰻はサイズが一番大きいのですが、焼きが少し甘く、蒸しで火を通している感じがして、私の好みではありませんでした。
四万十の鰻は駿河の鰻よりさらに焼きが甘く、私の基準ではダメです
ね。
タレがしつこく、その点でも私には合いませんでした。
忠平の鰻は、唯一、完全な関東風の焼き方で柔らかく、いわゆる「私の嫌いなタイプ」なんですが、どういうわけかこれが美味い!
これは「板東太郎」というブランド鰻で、原料がいいのでしょうね。
タレも後口が良く、言うことがありません。おすすめです。
ということで、順位をつけるとすれば、1位・忠平、2位・一色、3位・駿河、4位・四万十となります。
4位になった四万十さん、ゴメンナサイね。
この食べ比べの詳細は、下記URLを見て頂きたいと思います。
 http://www.fishml.com/unagi/tabekurabe3/tabekurabe3.htm
 2004年5月31日
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京都市のスーパーで売られている国産鰻蒲焼を食べ比べました。

2004年05月20日 09:35

先日、仕事で東京に行きました。
会議までに少し時間があったので、デパ地下や魚の専門店を見て回りました。
その中で、いくつか疑問を感じたことがありますので、そのことを最初に書いておきます。
疑問を感じたのは、もちろん、鰻のことです。
一つは、どう考えても、国内養殖場からは「新仔」が出荷されていない時期なのに、「新仔」のシールを貼った蒲焼きが、二つのお店で売られていたことです。
もう一つは、以前から「産地偽装」として何度も噂になった蒲焼きが、「現在の国産相場」ではとても売ることができないような安値で、堂々と「国産」表示で、それも、名のあるデパートの地下食料品売り場で売られていたことです。
以前に書いたと思いますが、「業界の常識は世間の非常識」というのが、まだまだ、大手を振ってまかり通っているということだと思います。

三菱自動車のクレーム隠し、鳥インフルエンザの浅田農産。
こうした問題を起こした企業や業界は、「村社会」を形成しています。
そして、こうした「村社会」だけでのルールが、世間に通用しなくなり、糾弾され始めたのです。
鰻業界も、同じように「村社会」を構成しています。
である以上、三菱や浅田農産の件を「対岸の火事」視せず、自らの問題として捉えることができるのかどうか、業界として厳しく問われていると思います。
国産鰻の食べ比べ

さて、前置きはそれくらいにして、「京都で売られている国産鰻の食べ比べ」について書きます。
京都の場合、国産指向が強いです。
一番いい例が、ジャスコの品揃えでしょう。
ジャスコでは、もちろん中国鰻も売っていますが、このところ常に、「朝焼炭焼鰻」を中心アイテムの一つとし、売り場も広く取って訴求しています。
また、生協では一貫して「国産蒲焼き」が主力商品になっています。
そうしたこともあり、今回は、ジャスコ、イズミヤ、ダイエー、生協で品揃えしている「国産鰻」を食べ比べてみました。
さらに、オプションとして、ジャスコの「無投薬鰻」も食べてみました。
価格的には、ダイエーが1180円、生協が780円と、最高値と最安値で400円の差がついています。
これは主としてサイズの違いですが、並べて見た感じでは400円の差が妥当とは思えません。
イズミヤの980円は、現在の相場を考えると妥当な値段でしょう。
ジャスコの炭焼鰻(1029円)以外は、ガス焼きや「ガスと炭の併用」のようでしたが、明らかに、ジャスコの炭焼鰻とその他の鰻とは味が違い、「ガスと炭の併用」のメリットは全く感じませんでした。
ダイエーとイズミヤの鰻は、私の好みから言うと「少し、焼きが甘めで、蒸しで柔らかくしている」感じでした。
この加工法は、鰻の美味しさをスポイルすると、私は考えています。
生協の鰻は、皮側を焼きすぎて焦げていましたが、身の盛り上がりはこれが一番でした。
私の基準で評価させて頂くと、コストパフォーマンスは「ジャスコの炭焼鰻」がトップです。
この鰻の味は、他の鰻の味とは一線を画し、鰻らしさがある美味しさで、おすすめです。(どうしても、見かけが悪くなる。これが残念なことです。)
二番目におすすめは生協の鰻、これはダイエー、イズミヤとは違い、冷凍鰻ではないところが、味の点で優位に立っており、値段も安いので、いいと思います。
さて、オプションのジャスコの「無投薬鰻」ですが、売れていないようです。
私が買ったのは5月3日ですが、製造日は5月1日。すでに3日たってるわけで、美味しくないのは当然かもしれません。
美味しく食べるという点では、全くメリットがありませんでした。
全品を試食したあとで思ったのですが、はっきり言って、「中国鰻の食べ比べ」の時に食べた鰻と「どれほど違うのか?」。
国産鰻は中国鰻に比べると価格は倍ほどするわけですが、それだけのメリットはどこにあるのか。
「ジャスコの炭焼鰻」を除けば、この質問に答えきれないなーと、自分で感じた次第です。うーーーん、ちょっと深刻。
「京都で売られている国産鰻の食べ比べ」は、下記URLにあります。
 http://www.fishml.com/unagi/tabekurabe2/tabekurabe2.htm
 2004年5月20日

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滋賀県のスーパーで売られている中国産鰻蒲焼を食べ比べました

2004年05月06日 09:33

このところ、「天気の良い日はかなり気温が上がる」という状態で、鰻の販売にとってはわりと良い条件が続いているようです。
それでも、原料事情などの難しい点があり、五月連休の量販店の鰻売場は、それほど熱の入ったものではないようでした。
景気が良くなってきているとは言われていますが、庶民の懐具合が良くなっての景気上昇であればいいのですが、実際はそうではないため、なかなか購買力のアップに結びつきません。
そういうなかでの高価格(私が調べたところでは、中国産鰻は400円~600円、国産鰻は1000円前後が、小売価格)ですから、数を売るという点では難しいところですね。
東京の友人から「東京では、質の悪い鰻が売られている。このままでは土用の丑が心配だ。」と言う話を聞きました。
たしかに、これだけ相場が上昇すれば、粗悪品の出てくる可能性があると私も思いましたので、家の近くのスーパー4店を回り、鰻蒲焼を買ってきて食べ比べをしてみました。
私は滋賀県に住んでいます。
滋賀県では、京都ほど「国産志向」がありませんので、全て中国産で、小売り価格は500円前後を選びました。
滋賀県では、量販店としては平和堂が大きな力を持っており、うちの近くでも平和堂の店が大小含めて四店あります。
そのため、ローカルスーパーが少なく、むりやり三店を選びました。
鰻蒲焼についてはサイズとかは気にせず、価格のみを判断基準にしたのですが、一店だけは小さいサイズしかなく、考えていた基準価格より安いものしか入手できませんでした。
食べ比べは、みんな同じ条件になるようにしなければいけません。
4種類の鰻蒲焼を、それぞれ3センチぐらいの切り身にし、お皿に並べて、1分程度電子レンジであたため、そのまま食べました。
中国鰻の食べ比べ

4種類の鰻蒲焼は、すべてに「炭焼き」のシールが貼ってありました。
食べてみて、「炭焼き鰻って、こんな味かなー」と、私としては疑問を強く感じました。
私は若い頃、水産の現場で働いていました。
この時に、毎日曜日、店頭で300本の鰻を、炭火で焼いていました。
300本も焼くと、なかには頭が取れたり、折れたりするのも出てきます。
こうしたのは値引きして売るのですが、たまにはつまみ食いもしていました。
この時につまみ食いした、焼きたての炭焼き鰻の味は本当に美味しく、今でも忘れられません。
そのため、私としては「炭焼き」というシールを貼ってあると、どうしても昔つまみ食いした鰻と比べるのですね。
そうすると、「これは違うよ」となってしまうのです。
私には、「炭焼き」というシールを貼ることの意味が、はっきり言って良くわかりません。
あれを「炭焼き」と言われると「片腹痛い」ですよ。
4種類の鰻蒲焼、結果的にそれぞれ味の違いはあったのですが、思っていたほど悪い鰻ではなかったような気がします。
その点ではホッとしました。
ただし、原材料表示の不完全なものがありました。
これは、法律違反で摘発される可能性がありますので、きちんとしていただきたいものです。
それより気になったことは、4ヶ所のスーパーを買い回る中で、業界でウワサになった「うそ表示」と言われる鰻蒲焼が、2ヶ所のスーパーで売られていたことです。
これを見て、私は暗澹たる思いになってしまいました。
「鰻業界の夜明けは遠いなー」というのが、偽らざる感想です。
この食べ比べについて、詳しいことは私のホームページに掲載しております。
興味のある方は、下記URLをご覧下さい。
 http://www.fishml.com/unagi/tabekurabe1/tabekurabe1.htm
 2004年5月6日

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