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「やっと暑くなりました。8月は、たくさんウナギを食ましょうね。」

2003年08月04日 21:23

このコーナーの文章を書くにあたって、読んでくださっている方が元気になっていただけるような内容にしたいと、いつも思ってます。
(でも、偽の産地表示なんかの場合は、厳しいことを書かざるをえませんが。)
ですから、今回ならさしずめ「土用の丑・猛暑で大爆発。どこでも前年比110%以上の売上達成!」とかいう景気のいい話を書きたいのですが、今年はどうにもいけませんねえ。
どこで聞いても、みなさん、ちょっと声のトーンを落として、「まあまあですわ・・」「やっとこ、去年といっしょぐらいですわ。」「丑の日
はあかんかったけど、週単位で見ればトントン。その代わり利益率がねーーー。」
そんな話ばっかりなんで、突っ込んで聞くことができませんでした。
トントンと言いつつも、内情は厳しいところもあるようです。
7月は、なんと言っても、天気が悪過ぎましたね。
土用の丑の日は(関西は)晴れましたけど、そう暑くはならなかったし、「鰻を食べてスタミナ回復」というムードにはなりませんでした。これは、決定的に痛かったですね。
それに、「エンロ」問題での混乱と、行政による「原産地表示」のチェックが重なって、売る側が「売る体制が作れない」というような状況になってしまいました。
末端小売では、三重にパンチを受けたような状況でした。
「エンロ」問題は、自主検査でシロの鰻にまで影響しています。
輸入組合が、組合で検査済みのうなぎ蒲焼からのあいつぐ「エンロ」検出という事態から、制度そのものの見なおしを発表したため、「安全シール」の信頼性が崩れてしまい、末端では「シールを貼付するかどうか」というところでの混乱まで発生しました。
この段階で「安全シール」をはがすこと自体、消費者の不信感を増大させます。
まさに「弱り目に祟り目」というような状況になってしまいました。
そんなこともあり、ある量販店では、「8月度おすすめ商品」として中国産うなぎ蒲焼を位置付けていたのを、やめてしまいました。
そんな状況のなかで、巷ではさまざまなウワサが飛び交っています。
fishmlへの投稿では、投稿者のお母さんがお魚屋さんで「中国からのうなぎ蒲焼の輸入が禁止されたから、今のうちに鰻を食べんと無くなるよ」と言われて、鰻を買わされたそうです。
市場でも、いろんな観測があります。
既報のとおり、中国からのうなぎ蒲焼きの輸入はストップしています。
このような状態になれば、普通なら投機筋の買いが入ったりして値上がりするのですが、今のところそのような動きが見えないと、ある業界関係者が言っておられました。
つまり、そのうち、中国側の自主規制も解除され、輸入再開となるだろうという、わりと楽観的な見方です。
いっぽう、もっと厳しく見ている人もおられます。
私の友人の鰻やさんは、「2~3年はダメでしょう。中国の土地は相当汚染されてるから、ちょっとやそっとの対策ではよくなりませんよ。」・・・というような認識です。
私が、「それやったら鰻市場は縮小するで。大変やで。」と言うと、「まあ、何十年か前に戻りますな。しゃーないですわ。」「秋には選挙がありまっさかいになーー。」と、よく分からないことも言ってました???
はたして、どっちの認識が正しいのかは分かりませんが、先行き不透明、このままではほんとに業界の危機と言わざるをえないでしょう。
うなぎ業界が抱えている問題点については、インターネット上やこの欄で、何度か指摘させて頂いております。
「偽の産地表示」を問題にしたのは、今から3年ほど前なのですが、いまだにこれが克服できていない業界の体質。
これが、今回の混乱を生んだ背景として存在していると思います。
そのことを、もっと多くの業界の方々に認識していただきたいと思っています。
鰻蒲焼

最後に、今回の写真は料理ではなく、ジャポニカ種とアンギラ種の比較などをやってみました。ご覧下さい。
もちろん、ズングリムックリタイプがアンギラ種です。
 2003年8月4日記
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