魚と水産業についてのエッセイ集

日本の水産業の発展を願って書いた文章ばかりです。 過去のものと、現在進行形(月一回の更新)のものとがあります。

牛丼チェーン店の鰻丼・鰻弁当を比べてみました

梅雨に入りましたが、一週間ほど前から実質上は「梅雨」状態の天気が続いています。
5月の末頃から、牛丼チェーン店では鰻丼・鰻弁当の取り扱いが始まっていますが、残念ながらお天道様は鰻販売の後押しするより、足を引っ張ってる感じになっています。
やっぱり鰻は、暑くならないと盛り上がりませんよ。

うちの近所には「吉野家」「すき家」「松屋」とありますが、鰻丼・鰻弁当を扱っているのは「吉野家」と「すき家」ですので、さっそく買いに行きました。
売ろうという意気込みは「すき家」が勝ってますね。取り扱っている鰻の産地や品質検査などを説明したパンフレットを店に常備されてますし、ホームページでも品質検査の説明を見ることができます。
panf

残念ながら、「吉野家」にはそういうのはありません。店舗に説明のポスターがあるかと思いましたが、みごとに「なんにもなし」でした。ホームページでは「鰻・・・中国」とあるだけです。

「すき家」ホームページ http://www.zensho.com/
「吉野家」ホームページ http://www.yoshinoya.com/index.html

比較試食が目的ですので、店舗では食べず、テイクアウト用の商品を買って、家で交互に食べました。先に結論を書きますと、「すき家」の鰻弁当はおすすめです。
値段は、「すき家」620円(ご飯大盛りのため。並盛りの場合は590円)、「吉野家」520円で、100円の差です。

「すき家」の鰻弁当
sukiya

「吉野屋」の鰻丼
yosinoya

ふたつ並べて見ると、明らかに「すき家」→美味しそう、「吉野家」→貧弱で、私は見た感じだけで瞬間的に「100円の差なら、「すき家」のを買うなあ」と思いました。
問題は、「吉野家」商品で使われている鰻ですね。大きいサイズの鰻を短冊状にカットし、ご飯の上に並べてるんですけど、、、、「うーーん、これが「うなどん」か?なんか、片腹痛いわ」という感じなんですよ。
その点、「すき家」製品の鰻は正当派で、値段以上の立派さを感じさせますし、「食べたい」という気持ちになります。
ということで、食べる前から勝負がついてしまい、ちょっと残念な気分でした。

さて、味のほうですが、これは私の好みが入るので、公平性には欠けるかもしれません。
まず、「すき家」の鰻弁当ですが、鰻の味は「普通の鰻を食べてる」という感じです。ちょっとした「鰻のこげ具合」も、風味をアップさせています。タレもよけいな甘さがなく、ご飯自体も美味しいです。「鰻とご飯とタレが合ってる」という感じで、トータルとして美味しいのですよ。これが620円なら妥当と思います。
その点、「吉野家」のほうは、「鰻とご飯とタレ」のアンサンブルがうまくいっていない感じがするんですね。サイズの大きな鰻を使っている関係で、鰻は深蒸しでトロトロです。その上、私の食べたのは、ちょっと骨があたりました。タレがちょっと甘いうえに、ご飯自体が「すき家」製品ほど美味しくないのです。トータルとして見ると、「吉野家」のテイクアウト用鰻丼は、520円の値打ちが感じられないですね。

結局、見た感じも味も、「すき家」製品の勝ちというのが、私の比較試食の結論です。

話が変わりますが、店作りという点からして、「すき家」と「吉野家」では違いを感じます。
なんとなく「吉野家」の店作りは安っぽいので、出てくる料理自体も安っぽさを感じてしまいます。
従業員教育という点でも、「すき家」のほうが優れている感じがします。
たまたまかもしれませんが、私が行った「吉野家」では、こちらから請求しないとレシートをくれませんでした。たぶん、レシートを受け取らない客が多いからなんでしょうが、そういうのに流されること自体が、従業員教育上の問題だと思います。

牛丼業界も競争は厳しいと思うのですが、立地と店舗作り、商品企画、従業員教育ETC、トータルに力を入れていかなければ、消費者に支持されなくなると思いますね。
その点では、鰻の商品作りと私の買いに行った「吉野家」店舗だけで見るならば、「吉野家」はちょっと具合が悪いんではないでしょうか。まあ、これが私だけの偏見だったらいんですけどね。
  1. 2009/06/26(金) 02:16:31|
  2. 瀬田川暇人
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需要と供給のミスマッチをなくす努力が必要だと思います

定年祝いに旅行券を頂きましたので、それを使って嫁さんと沖縄に行ってきました。
沖縄と言えば、歴史的な経過で見れば、鹿児島藩が侵略する以前は、「一つの国」として独立していた地域です。独立時代の外交では、日本との関わりだけでなく、中国大陸との交流があり、文化や風習などは、中国との関係の強さが顕著にあらわれています。(と、私は思いました。)
同時に、第二次世界大戦後アメリカに占領されていた上、日本に復帰してからも大きな米軍基地が存在するため、アメリカの影響も無視し得ないという土地柄でもあります。
そんなことを思いながらあちこちを観光・見学し、最後の日に国際通りに行ったのですが、ここでふたつほど「ミスマッチ」を感じました。

ここで言う「ミスマッチ」は、消費者の要求・消費動向を、沖縄の人たちがどのように捉えているかという関わりであり、裏返せば、ビジネスチャンスの創設につながることではないかと私には思えます。
ややこしい話はおいといて、具体的にはどういうことかを書いていきましょう。
国際通りを歩いている人は、もちろん地元の人もおられるのですが、観光客がたいへん多いです。
したがって、国際通りの商店街は、土産物屋さん(特にTシャツやさんが目立つ)が多く、あとレストラン関係も多く、「豚肉料理」や「ステーキ」店が多いです。
私は、観光客として実際に歩いてみて、不足というか不便というか、そんなものを二点感じました。

1、この地域には、ほとんど喫茶店がありません。もしくは、喫茶店に準ずる、気軽に入って一服できるような施設がありません。
公設市場通りなどの国際通りの横道にも入りながら、あちこちの土産物やさんを見て回り買い物をすると、たいへん疲れます。疲れても、一服するところがほとんどないのです。
いま、観光客は、団塊世代以上がかなりの比率を占めています。
国際通りは「若者の街」であってもいいとは思いますが、団塊世代の観光客も多いのですから、これに対応することも重要だと思われます。
やけにたくさんある(私から見ればありすぎる)Tシャツやさんを減らして喫茶店を増やしたり、ゆっくり一服しつつ土産物も買えるような施設を作ることが「消費者とのマッチング」という点で大事なんではないかと思います。

2、鰻料理店を含めて、魚料理店が少ないです。
Webを見ていると「沖縄人はけっこう鰻を食べます」と書いたサイトがありました。
沖縄最大のスーパー「サンエー」でも、中国産のうなぎ蒲焼きが平台で特売をされていましたから、たしかに鰻の需要はあるのでしょう。
魚料理は本土と同じような展開は難しいと思いますが、鰻はそこそこの展開ができるように思います。
国際通りの商店街のなかに、少なくとも2ヶ所程度の鰻料理やさんがあってもおかしくないと思うのですがいかがでしょうか。
観光客むけか地元の人向けかという問題はあると思いますが、鰻の産地である鹿児島との関係も深い土地柄であるし、鰻料理店があってもおかしくないと思いますね。

消費者の動向や要求をきちんと捉えて、それにマッチした設備作りや商品作り、販売企画作りをすることは、この不況のもとではますます重要性を増してきていると思います。
鰻業界では、夏の土用の丑での集中販売から、年四回ある土用での販売強化に視点を拡げ、さらにはそれに地域特性などを加えて、鰻需要の拡大を図ってこられた思います。
残念ながら、そのような販売時点での努力も、原料供給側(もしくは中間流通のところ)から崩されてしまうという事態が発生し、マーケットは縮小してしまいました。
そうした内部状況に加えて、国際的な経済危機の影響から、なかなか反転攻勢は難しい状況にあります。
それだからこそというか、それでも、「どこかに消費者要求と販売姿勢のミスマッチ」はあるはずで、地域ごとや業態ごとに、また当然ながら個店レベルにおいても、そのミスマッチを克服していくことが求められているのではないでしょうか。

最後に、直近で経験した単純なミスマッチの例をひとつ書いておきます。
ある高速道路のサービスエリアでのことですが、夜9時頃、ツアー客を乗せた観光バスが入りました。乗客はトイレに直行です。ここでミスマッチが発生。
男性客はゆっくり用を足して出てきますが、女性のほうは行列。理由は2点。
1点目、男性用トイレのほうが数が多く、女性用は少ないためで、同じスペースでトイレを作ると、絶対に女性用トイレの数は男性用より少なくなります。
2点目、最近のツアー客は、女性のほうが多いのです。夫婦客、女性どうしのグループはいても、男性どうしのグループはほとんどいません。したがって、女性の人数が多いのに、トイレの数は男性より少ないというミスマッチが発生してしまいます。

例が適当かどうかは疑問ですけれど、こんなミスマッチ、あなたの側にもありませんか。もしミスマッチをみつけたら、早めに是正した方がいいと思いますね。

今日も暑い日です。これから、鰻販売の本番に入っていきます。みなさん、がんばってくださいね。

写真は、沖縄のスーパーサンエーの鰻売り場
unagiuriba
  1. 2009/06/03(水) 04:21:56|
  2. 瀬田川暇人
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桜は満開で、鰻日和が続いています。よくない鰻も出まわっているようなので、消費者は注意が必要です。

2009年4月12日記

東京や九州などでは、もう桜は散ってしまっているのでしょうが、京都や滋賀ではちょうど今が満開か散り始めのいいところで、どこに行っても観光客がいっぱいです。

人が動くのは、基本的に「お金を使う」ことになりますから、景気浮揚につながるわけですが、もともとの収入が増えないので、「こっちでお金を使うと、あっちで使うのをやめる」という関係になっているのが現状で、なかなか実際の景気回復にはつながっていきません。
麻生首相の肝いりで「定額給付金」「高速道路ETC1000円」「エコカー特典」などの景気対策が実施されつつありますが、これも言ってみれば「目先だけのこと」(極論すれば「選挙対策」)で、一時的には「個々の売り上げアップ」につながるかもしれませんが、長期的な景気浮揚につながるかどうかは疑問です。
なんでかというと、そのさきに待っているのが「消費税率アップ」なわけで、これは景気回復に冷や水を浴びせる効果しかないのですからね。
下手すると、さらに景気は泥沼に落ち込んでしまう可能性もあると思われますから、愚鈍な政策だと私自身は捉えています。

財源を赤字国債(将来の消費税率アップ)に求めるのではなく、グアムに建設する米軍基地の費用を日本が負担するなどという馬鹿なことをやめるとか、大企業に負けてやっている法人税をちゃんと払ってもらうとか、そんなふうにしてきっちりと財源を確保した上で、当面の具体的な景気対策の実施と長期的な国民生活の安定を目指す政策をとることが緊急な課題だと思います。

話が変わりますが、私自身、3月10日で定年退職となり、現在は無職で「毎日が日曜日」です。
お金はないけど、時間だけはたっぷりありますという状態です。

地域のスーパーまわりですが、以前は職場のあった京都と家の近くを中心にしていましたが、暇ができたのでちょっと遠出をし、隣町のスーパーなどをまわり、鰻の品揃えなどを見てきました。
まわった中の一店の事で、鰻ではないのですが、書いておきたいことがあります。
某ショッピングセンター内のスーパーにテナントで入っている魚やさんの売り場ですが、サワラのポップを「寒サワラ」と表示していました。(実は、今日も見に行ったのですが、やっぱり「寒サワラ」でした)
みなさんもご存じだと思いますが、「寒」というのは「正月明け頃から節分頃」までを言います。それなのに、桜が散ろうという時期に「寒サワラ」のポップを貼ってるとは、、、あきれます。
これは、魚売り場の責任者だけの問題ではなく、このスーパーの責任者の問題でもあると思いました。(つまり、コンセプトが末端まで浸透してないのと、売り場を見切れていないこと)
こういうレベルの管理では、いずれこの店はだめになるやろなあと思っています。

まわったスーパーでの鰻の品揃えですが、中国産の大きな鰻(400g強)をおいているところがあったので、これを買って帰りました。

kusai
他のスーパーで買ったのと一緒に試食したのですが、これだけが臭い。
こんな臭い鰻は久しぶりです。
私が買ったのだけが臭かったのか、それとも、製品全部が臭いのか、それはわかりません。
これって、中国産鰻の「在庫整理」ですかねーー。
当用買いしているローカルスーパーでの超安い鰻は、ちょっと危険やなあと思いましたね。
こういう鰻は売らないほうがいいと思いますけど、やっぱり、商社としては、安くしてでも小売りに流すしかないんでしょうか。
ちなみに、この鰻、臭くて鰻丼などにはできないので、山椒をいっぱい入れたタレで佃煮風に煮込んで、お茶漬け用にしてみたら臭みは感じなくなりましたよ。
tukudani.jpg

この鰻のことを私のブログに載せ「バイヤーさんは、ちゃんと試食してから仕入れていると思うんですけどねえ。。。」と書いておいたら、うなぎ屋譽兵衛さんから「試食するバイヤーは全滅状態・・・」というコメントが入りました。
うーーん、それって本当なんですかねえ。
バイヤーが試食しないで仕入れて、消費者に対して責任が持てるんでしょうか。
なんか、「商道徳」って、どこいってしまったんだろうと、嘆かわしく思って落ち込んでしまいました。

hikaku.jpg
スーパーで買ってきた鰻いろいろ。

sisyoku_20090426165446.jpg
試食の様子

  1. 2009/04/26(日) 16:57:07|
  2. 瀬田川暇人
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タスマニア鰻を食べました。ジャポニカ種とはかなり違いますね。

2月5日号の日本養殖新聞に掲載されたタスマニア鰻の記事を読ませて頂き、どんな味なのか興味がわきました。
タスマニア鰻は、海老仙さんで販売されていますので、さっそく注文して、試食してみました。
 海老仙ホームページ http://www.ebisen.info/

海老仙さんのホームページでは、タスマニア鰻を下記のように宣伝されています。
「美しい水、綺麗な空気で育った、タスマニア産「天然うなぎ」 肉厚で脂分が多く、タンニンやミネラルなどの栄養分が非常に豊富でやわらかいのが特徴のタスマニア産天然うなぎです。」

さて、実際に食べてみたらどうだったのか、食べて感じたままを書いてみます。
前提ですが、私はこの鰻の輸入元や販売元などになんら関わりが無く、また、偏見なども持っておりませんことをお断りしておきます。

タスマニア鰻は白焼きの状態で、ヤマトのクール便で送られて来ました。
tasmania

頭とり背開きで長さ38センチ、正味430gほど、身の厚さは1センチ以上で、すごく大きい鰻です。
価格は1尾2000円(タレなし)ですが、通販で買いますと、2尾で実支払い金額は5,265円(送料+代金引換料なので高くなる)となります。
しかし、鰻丼にすると6〜7人前は取れそうなので、いまの鰻小売り相場から見ると、コストパフォーマンスとしては高い物ではありません。

最初に、送られてきたままの白焼きを10センチぐらいにカットし、コンベクションオーブンで焼きました。通常、焼けてくると身の間からぶつぶつと脂が湧き出てくるのですが、この鰻は出てきません。「あれ?なんでやろ?脂ないのかな??」
焼けたのをスライスして、「塩」と「わさび醤油」で食べました。
白焼き

うーーん、なんと言いますか。身がしっかりしてますね。ジャポニカなどは熱いときに食べるとだいたい「とろー」とするんですけど、これはとろーとしません。噛みごたえがあるというのか、、、身がしっかりしています。それに、いわゆる「鰻らしい」味がしません。「白身魚」を食べている感じです。「鰻」としては???だけれど、「白身魚」とすればけっこういける味です。

次に、本命の食べ方である蒲焼きにしての鰻丼です。
熱いご飯の上にあつあつの蒲焼きをのせて食べました。でも、やっぱりとろーとしないので、食べたときに口の中でご飯とのマッチングがうまくいきません。うーーん、これはちょっとなーーー。

このへんで、「この鰻は、いわゆる普通の鰻の概念で考えない方が良い」と思い、料理の枠を拡げることにしました。そして作ってみたのが下記の料理です。

★「タスマニア鰻と野菜(トマト・ナス・タマネギ)の炒めソーススパゲティ」(写真あり)・・・一般的に、鰻はトマトやナスと相性がいいです。そのうえ、タスマニア鰻はフライパンで炒めても身が崩れないので、こういう料理に使いやすいです。
pasta1

★「タスマニア鰻の京風煮物」(写真あり)・・・タスマニア鰻を「白身魚」と捉えて作ったメニューです。昆布ダシ・薄口醤油・みりんで薄目のダシを作り、タスマニア鰻をゆっくりと煮ます。味がしみ込んだらタスマニア鰻をダシからあげて、そのダシで大根の千切りをさっと煮ます。大根が煮えたら、片栗粉でとろっとさせて、タスマニア鰻にかけて頂きます。いわゆる「鰻の味」とは違うおいしさを感じた料理法でした。
kyouhuu

★「タスマニア鰻のクリームスパゲティ」(写真あり)・・・タスマニア鰻は味にクセがないので、クリームソースにも合います。野菜たっぷりのクリームソースを作り、コンソメスープで煮込んだタスマニア鰻と一緒に、ゆでたてのパスタに混ぜ込みます。あつあつを食べてください。美味しいですよ。
pasta2

今回はできなかったのですが、フライやピカタにしても美味しく食べられるように思いました。

私の結論ですが、、、、、タスマニア鰻は、いわゆる「鰻」と考えると「あんまり美味しくないなあ」となります。
しかし、鰻の姿をした「白身魚」と考えれば、けっこう美味しいお魚で、いろんな食べ方ができるとい思います。ただ、その場合「白身魚としてのコストパフォーマンス」が問題になりますが。

タスマニア鰻、これからどのような形で出回るのか、それとも出回る前に消えてしまうのか、他人事のようで申し訳ないですが、興味深いところですね。
  1. 2009/03/17(火) 04:13:58|
  2. 瀬田川暇人
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今年はシラスが豊漁のようですから、消費者としては、早く買いやすい価格になればいいなあと思います。

ここで何度も書いているとおり、私はインターネットでの魚の販売について、日常的にウオッチングしています。
とくに、鰻については、現役のバイヤー時代に鰻を扱っていたこともあり、インターネットでどういう鰻が売られているのか、値段はどうなっているのか、いつもチェックしています。

先日、うなぎ屋譽兵衛さんから、楽天Webショップ閉店のメールがきました。
譽兵衛さんは中国産の鰻を中心に扱っておられましたから、この間の状況から言えば、相当厳しかったと思われます。
なんとかこの厳しさを乗り切ってほしいと思って応援していたのですが、、、、残念なことです。
譽兵衛さん、本業のほうでがんばってくださいね。

「中国製品=悪」というのは、マスコミが作った「虚像」で、決して正しい見方ではないと私は思っています。
消費者・国民は、早くこうした「虚像」から抜けだし、自主的かつ公平にものを見るように(みられるように)しなければ、良い業者さん、まじめな業者さんまでダメになってしまうでしょう。
日本人自身が変わらないといけませんし、当然ですが、そうした「虚像」を作り出したと言えるマスコミは、率先して変わらなければいけないと思っています。

話が変わりますが、最近、インターネット上で、なかなか興味深いことが起こりました。
今年は「シラス豊漁で、池入れは順調」というのが、業界全般の捉え方だと思います。
実際、養殖新聞さんもそういう書き方をされていますし、インターネットを代表する鰻情報サイトの「うなぎネット」さんもそういう書き方をされています。
私自身が友人たちから仕入れた情報を見ても、「今年はシラス豊漁」という捉え方は間違っていないと思います。
ですので、私は自分のブログサイトにおいて、「シラス豊漁」を前提として「今年の鰻の価格設定」についての文章を書きました。
そうすると匿名で、下記のようなコメントが書きこまれました。

「シラスウナギの関係者ですが、そのような認識はまったく有りません。本当に池入れが順調なのか怪しいものです。アンギラジャポニカ種はもう絶滅に近い状態ではないでしょうか?」

これに対して私は「シラスが豊漁という情報は、一カ所からだけでなく、複数の情報としてきいておりますが、偽情報なのでしょうか。」と返しておきましたが、私の返答についての反論は書き込まれていません。

養殖新聞の最新号に「シラス好漁による値下げ期待論で混乱」という情報記事がありました。
さきに書いたことは、この記事に書かれている内容とリンクした動きだろうなあと考えています。
たしかに、高い時に買ったものを持っていれば、それは値下げできないから、なるべくなら下がる時期を遅らせたい(下がるまでに高い原料の製品を売り切りたい)ということは理解できます。
しかし、小売り段階で売れなければなんにもならんわけで、消費者の納得できる価格帯というものがあると思うし、産地や流通も早めにそこへ合わせていただきたいものです。
安い原料のものとミックスして、年間トータルで利益が確保できるように工夫するのが、経営者や営業担当の仕事だと思います。

それにしても「アンギラジャポニカ種はもう絶滅に近い状態」という認識はどうなんでしょうね。
産地では、そのように考えておられる人が多いのでしょうか。
もしそうだとすれば、鰻産業の先行きは真っ暗ですねえ。うーーん、ちょっと深刻。。。。

よへい
最後になりますが、うなぎ屋譽兵衛さんの楽天のお店最終日に、譽兵衛さんの製品でまだ食べたことのない商品を注文させて頂きましたので、試食した感想を書いておきます。

じゅうばこ
★「究極のこだわり!「譽兵衛」蒲焼 重箱サイズ(約150g)」・・・いわゆる「うな重」として食べるサイズだと思うのですが、大きいです。ちょっと一人では食べ切れません。夫婦二人で食べればいいでしょうね。関東風の味付けの柔らかい鰻でした。

unagobodon

★「うなぎごぼう丼の素」・・・説明書に、「卵とじでも美味しい」とあったので、卵とじ丼にしました。美味しいです。夕食にすれば、「ごちそうだ」という感じになりますね。パスタでもいけると思いますし、もうひとつはパスタにして食べてみます。

譽兵衛さん、楽天のお店は閉店されましたが、下記サイトより製品の購入ができます。 http://unagiyayohei.umaiunagi.com/ 
興味のあるかたは上記サイトを訪問してみてください。
譽兵衛さんのサイトに「THEウナギ 雑学豆知識!」というコンテンツがあります。まだ1ページだけですが、今後の充実に期待しています。
  1. 2009/02/13(金) 22:23:41|
  2. 瀬田川暇人
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